2025.3.19 3月月次会 「明治期桐生の経営者たちの判断」
3月月次会
「明治期桐生の経営者たちの判断―世界に挑む、桐生懇和会―」
本年度より新設されたまちづくり委員会最初の3月月次会は、「明治期桐生の経営者たちの判断―世界に挑む、桐生懇和会―」と題して桐生史談会会長の宮崎俊弥氏をお招きし、委員長との対談形式にて開催いたしました。
桐生倶楽部は、紳士が集い、情報交流や親睦を深めることを目的に、大正7年に設立されたサロンですが、その必要性を見出したのは、明治33年に結成された「桐生懇話会」です。
そもそもなぜ、明治33年に桐生懇話会なるものが結成されたのか。当時の桐生での出来事、国内の社会・経済状況、そして世界の情勢といった時代背景を知ることによって、幕末からわずか数十年のうちに国を介さず、民の力のみで外国との不平等条約下での交易に取り組む地元経営者たち経営判断を学ぶことができると考え、当月次会を企画しました。
桐生倶楽部という箱の中の、魂である桐生懇話会について学びを深めることで、今後のまちづくり委員会の活動方向に指針を見出すことができました。
我々まちづくり委員会は、「実業上健全なる発展」を期することを目的に結成された桐生懇話会の精神に立ち戻り、「地域の発展がやがて自業の発展に繋がる」という森宗作氏の言葉をモットーに、社員の皆様とともに考え、様々な活動に取り組んでいく所存です。どうぞご協力くださいますよう、お願い申し上げます。
(星野儷日 記)