2025.3.30 ぶらり探訪部会例会 「ぶらり・上電沿線探訪」

ぶらり・上電沿線探訪の感想

 前橋地域を中心にした「ぶらり歩く」に参加。薄曇り少しひんやりとする3月30日朝、西桐生駅8時17分発中央前橋行きで出発。沿線の桜は全体としてすこし早目で、場所により咲き具合が異なる。先ずは大胡駅で下車、街中を赤城山へ向かって北上し大胡城址を目指す。約1㎞、20分、石垣の高台の上の広場が本丸跡で、東側のすぐ下に赤城南麗を源とする荒砥川が流れている。川の水は少なく川底の大部分を占める河原に菜の花が満開で上流から下流まで黄色と緑の流れのように見える。城址を出て橋を渡り荒砥川の左岸に沿った道を下り、橋を渡って右岸近くの駅に到着。再び電車に乗る。中央前橋駅から道路を渡って立川町アーケード街の手前から右へ広瀬川河畔遊歩道に入る。広瀬川両岸には桜が咲き柳の木は新芽が芽吹いた枝が川面に垂れ下がり、ピンクと緑のコントラストの中、春のうららの広瀬川と思いきや川は干上がり全く水がない。なぜだと思いながら遊歩道を上流に向かって歩くと川の中に大勢の人が入ってゴミ拾いをしている。学生を中心にしたボランティア活動で、利根川の坂東大堰からの取水口を閉じ年一回の清掃を行っているとのこと。参加してもらえませんかと声をかけられたが丁重にお断りし先へ進む。国道17号に架かっている橋の下をくぐり抜け暫く歩く、子供たちが遊具に乗り歓声をあげながら楽しんでいる児童公園を見下ろす北側の道を通り臨江閣に到着。本館は明治17年、別館は明治43年に建てられた。入館無料、別館2階へ上がる。6間×12間の畳敷き大広間は圧巻、明治後半から大正にかけて日本が世界に向け躍進した時代、渋沢栄一など当時の著名人を迎えての盛大な歓迎の宴を想い起させる。大広間南と西側は外側がガラス張りの回廊となっていて日が差してきた中、南西の方向に利根川越し遠方に、春霞を通して残雪の浅間山が丸ごと望める。ここからの眺めが絶景ポイントとの事。臨江閣を出て中央大橋のたもと手前の下をくぐり幸の池の左側を通って県庁前広場に出る。屋台やキッチンカーが出て家族連れで賑わう広場を横切り県庁建物に入る。高さ127mの32階の展望台へ、360度上から目線。街の中から浅間山や他の山々も対等な高さに見える貴重な眺め。31階のレストランで昼食を済ませ中央前橋駅を目指す。県庁前から50号の5差路に向かいその手前で左折し、往時は賑わっていたであろう人通りの少ないアーケート街を通り抜け駅に到着、ぶらり歩きの最終の大間々町へ。赤城駅から大間々町大通りを足尾・日光方面の北へ向かう。大通り左側に面した「日本一醤油」を販売している店に入り微かに醤油の味がする名物ソフトクリームを味わう。工場見学の案内もあったが時間も押していたので赤城駅に戻り帰路に就く。16時30分、西桐生駅着で本日のぶらり歩きは終了。
 普段、車で通り道でしかなかった街並みや、外からしか眺めていなかった観光スポットをぶらり歩きでじっくり見学出来、天気にも恵まれ楽しい一日でした。
(岩﨑孜郎 記)

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