2025.6.15 ぶらり・日光探訪

ぶらり・日光探訪 

6月15日天気予報の雨を承知で8時15分桐生倶楽部をレンタカーで出発、日足トンネルを経て先ずは中禅寺湖畔へ。大鳥居から湖畔道路を時計回りに進み中禅寺へ。御本尊は「立木観音様」で、湖上に現れた千手観音の姿を開祖の月道上人が桂の立ち木にそのまま彫り付けたのが云われとのこと。本堂見学を経て山腹に設置された回廊伽藍を一巡し駐車場へ。湖畔道路を右に分け半月峠駐車場へ向かう。第一駐車場では男体山を背景に標高差300mから見下ろす中禅寺湖の絶景を楽しむ。更に第二駐車場へ、ここからの眺めは足尾方面の山しか見えないが、まだ、鉱山公害の影響が残っているのがわかる。湖畔道路に戻り、更に進み、隣り合う英国、イタリア大使館別荘記念公園近くに駐車。両国大使館別荘は平成8年から10年に栃木県が譲り受け観光スポットとしてリフォームした。イタリアはカフェ、英国は軽食レストランがある。イタリアでティータイムを取る。新緑の木陰、白い湖岸、その先の澄んだ湖水、遊覧船が目の前を通り発生した波が小さな音を立て湖岸を洗う。静寂の中で味わう最高の憩いのひと時でした。英国にも立ち寄ったが使用していた時の姿を残しながらも、静かな環境をゆっくり楽しめるよう同じようにリフォームされていた。湖岸を離れ日光市街へ向かう。大谷川に架かる神橋手前約1.5㎞にある田母沢御用邸記念公園へ。目的地に着いたのが13時過ぎ、おなかのすき具合を優先し近くの蕎麦屋で昼食。天皇、皇太子が明治32年から昭和22年まで使用していた御用邸で106の部屋があり一部2階3階部分があるものの大部分が平屋で広大な木造建築である。屋根は銅板葺きで1階部分の屋根は切れ目なくすべて繋がっていて屋根面積は7,000㎡に及ぶとのこと。執務室など畳敷きの部屋が多いが廊下等基本的には靴を履いたまま上がる和洋折衷の使用方法で今も同じように我々も歩いている。途中日本茶道会による本日限り(栃木県民の日)の催しがあり和服姿のお姉様方のお点前をいただく。見学を終え、公園を出て帰路に就く。17時に無事桐生倶楽部着、まだ日が照っていて暑い。長時間安全運転の自前運転手さんに感謝。雨の予報が見事に外れ、各公園の入場料が県民の日で無料、ラッキーな楽しい「ぶらり、日光」でした。
(岩﨑孜郎 記)

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