2025.9.17 『FACTから始めよう -地域経済循環分析から見る桐生の未来ー』

9月月次会報告

9月17日(水)に行われたまちづくり委員会の月次会では、内閣官房地方創生2.0によって作成された、桐生市の地域経済循環分析に基づいて事前アンケートを実施し、そのアンケート結果の報告と、それらの経済データをもとに桐生市の課題を、桐生市の既存のリソースに手を加えることによって変化を起こすためのアイデアについて話し合いを行った。ディスカッションでは、AからDの4グループに分かれて、委員会メンバーがファシリテーターをつとめた。Aグループでは、商店街の活性化や、国登録有形文化財、UNIT KIRYUが展開するアーティストとの活動、からくり人形、骨董市など貴重な固有の財産、また球都桐生を代表とする桐生ならではのスポーツ文化の醸成の他、商工会議所で取り組む独自の体験ができるオープンファクトリ―などの利用、活用、そして新井淳一さんのような世界レベルの人材育成など幅広く協議が行われた。Bグループでは、地域産業の活性化・産業の再興をテーマに協議を行い、・国内にとどまらず世界に物を売れるモノやサービスの創出や可能性の掘り出す試みが行われた。既存のリソース(例えば繊維技術など)を活用し、技術を学びたい若い人を対象にアカデミーの創出、とくに全国から横振り刺繍の職人として弟子入りしたい要望が多いが、受け入れる仕組みがなく応えられていない実情に対して、アイデアを加えることで、職人希望の若手の移住・定住の機会も創出されるのではないか、斜陽産業といわれる繊維産業だが、全国的にも特異な地域であり、小規模な工房、工場が多く集積しており、協力体制を作ることで桐生市全体を大きな繊維工場として受注できるのではいか、といった意見が交わされた。Cグループでは、観光・消費促進などが話し合われ、既存のツアーや、遊園地などの施設では、お金を落とす仕組みがないので、市内にお金を落とす工夫について、そのためのお土産物がない点なども話をした。既存のツアーでは、桐生市内の施設を見学しても、大型バスが止まれる食事のための施設がないということで、市内で消費することなく他地域へ移動してしまう点に対して、市内の飲食店にバス専用の駐車スペースを確保してもらい、ツアー客の市外流出を止める協力や、ツアー会社に市内での消費を促すことなどの必要性が話し合われた。お土産物では、現在、桐生市物産協会では、各店舗の商品をコラボさせたお土産物の開発を進めているということで、高額商品の創出にも取り組める可能性についても話が行われた。Dグループでは、交通問題・買い物難民・通院難民について話が行われ、歩いて暮らせるコンパクトシティに向けた再街立ての必要性について話し合われた。当日のディスカッション内容については、下記のURL・QRコードから確認して頂けます。御高覧下さい。
(星野儷日 記)

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FACTからはじめよう ー地域経済循環分析から見る桐生の未来ー (一社)桐生倶楽部 まちづくり委員会

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