2023.11.12 備前楯山

11月歩く会例会 
備前楯山(1272m)に登る

 備前楯山という山名を聞いて、どこにある山と興味を持たれる人は多いだろう。この山はルート122を左折し、足尾の銀山平にある国民宿舎 かじか荘の先を右折して船石林道に入り、標高980mにある駐車場から登る。
ところで昔は黒岩山と呼ばれていたそうだが、備前の国から移住した治部と内蔵が、銅の露頭を発見し日光座禅院に報告した。座主は二人の功を記念して備前楯山と改名したといわれの山だ。
紅葉の見どころは過ぎてはいるが、ルート122から駐車場の間は時折目の覚めるような紅葉のグラデーションと黄葉のハーモニーが目を楽しませてくれる。登山道は道標が整備され、落葉樹林の中をジグザグに登りカラマツ林を過ぎると、中間地点のベンチに出る。
さらに登りがきつくなって、木の階段の登りから左側に回り込むように行くと、360度の大展望が得られる頂上だ。天気が良ければ山座同定盤を頼りに日光・足尾の山々が手に取るように見られるはずだが、残念。
帰路は来た道を戻り、銀山平の庚申の湯(別名、肌がすべすべになるので、美肌の湯)により汗を流して2時過ぎの早い帰宅になった。
(記 岸田信克)

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