2024.3.10 仙人ヶ岳
仙人ヶ岳(663m)
担当:栗原 橋本 岸田
3月の歩く会例会は、足利市で一番高い山「仙人ヶ岳」です。定刻8時、4人全員揃って桐生倶楽部を出発。岩切登山口に20分ほどで到着。人気があるらしく、駐車場に入りきらない車が公道にあふれていた。このあたりは、日本の原風景をいい状態で保っている地域で、登山道入り口付近では、白梅・蠟梅が盛んに花をつけ温かく迎えてくれた。山道の脇でカメラを覗き込んでいる人に大勢出くわした。聞いてみると、花ネコノメソウの撮影をしているとのこと。花ネコノメソウは山地の湿地に咲く黄色い可憐な花で、苔と共生していることが多い。小俣川に沿った山道は、渡渉を何度も繰り返し高度を上げてゆく。生不動を過ぎると、熊の分岐までの道は急峻で慎重さが要求される。熊の分岐から山頂までの道は、比較的穏やかで山行を楽しめる。稜線に出てからは、冷たい北風にさらされ山頂をそそくさと引き上げた。帰路は往路と同じ道を引き返し、昼食はおいしいと評判の十勝屋でお蕎麦をいただいた。風のない日にもう一度登りたい山の一つである。
(岸田信克 記)