2024.11.28 月次会 紫式部と清少納言
“紫式部と清少納言”
11月の月次会は、4年前に新型コロナ感染対策により、2度の計画が中止になった、藤本宗利氏の源氏物語、特に紫式部VS清少納言を中心とした講演が実現しました。
へいあんしょうぞくを身に着けられ、お香の香り漂う中での氏の講演は、さすが平安文学を専攻された方ならではの、素晴らしい話術を発揮され、あっという間の楽しい1時間30分でした。
年度末、最終回となりました、NHK大河ドラマ″光る君へ″の雅な平安時代の歴史と重ね合わせながら、紫式部の「娘は道長の子ではない」と、きっぱり否定されたり、紫式部よりも清少納言の人気が実際には、はるかに高かったこと等々、興味つきない講演でした。また、時節柄、行事・交流委員の協力で、温かいコーヒーを30名分入れて頂き、ケーキと共に召し上がっていただく中での時間を、参加者皆さまより、「楽しかった」、「勉強になった」、「あのお衣装は初めてで素敵だった」等々、また、お願いしたいとの意見もたくさん聞かれました。
(記 田中一枝)
≪講師、藤本宗利氏の略歴≫
群馬大学名誉教授
群馬大学教育学部卒、東京大学院修士課程卒
平安文学専攻(主に源氏物語、枕草子)