2023.5.14 高尾山

高尾山を歩く
今にも降りそうな曇天の下、圏央道高尾ICを出てすぐの高尾山ケーブルの清滝駅駐車場に着いた。コースマップによると頂上までは1号路から6号炉までの様々なコースがあり参加者12名の内、歩いて登る7名とケーブルカーを利用する5名に分かれる。
標高差約400m、コースタイム100分の6号路で599mの頂上を目指す。8時30分予定より早く駅前を出発。
沢沿い歩きの人気コースでゴールデンウイークと紅葉の11月は登りだけの一方通行になるとのこと。
雨上がりだったが道はぬかるんだところはほとんど無くなだらかでよく整備されている。
新緑の中気持ち良く足が進む。登山道には絵地図を描いた案内板が頂上の下近くまでを14のポイントに分け設置されていて進捗状況が分かり易い。
各ポイントで足を止めて一呼吸、一瞬の休憩だが疲れが緩和される。
途中、弘法大師伝説洞窟の岩屋大師、更にしばらく行くと薬王院の水行道場の一つである琵琶滝等の側を通過して進み工程の三分の二になる大山橋に至る。その先、道が川状になっていて飛び石の上を渡っていくスポットがあり慎重に進む。最後は急登になったが立派な木造階段が300余段続く。最後の力を振り絞って登り切ると目の前が開け頂上間近の5号路との交差点に出る。
10時10分頃頂上着、天気悪く展望無し、コースタイム通り。
ケーブルを使っての1号路グループと合流。一休みしてから下山開始する。頂上から少し下った展望台で雲の切れ目から八王子市の街並みが見えた。
雨が降り出し傘をさしながら天平の時代高僧行基により開山されたと言う薬王院まで山道を下り、さらに舗装されたケーブル高尾山駅からの参道を下る。
老若男女が普通の服装で大勢登って来る。高尾山は本来信仰の山だが首都圏の憩いの場であることも実感した。
高尾山駅からケーブルで清滝駅まで下り、土産物街で名物とろろそばを食べ集合場所のミュウジアム(無料休憩所)へ。悪天候のため予定を早め帰路に就く。
天候には恵まれなかったが初めての高尾山のメインルートを無事歩く事が出来楽しい一日だった。
天気の良いとき再度訪れ展望台から左にスカイツリー、中央の富士山、右に南アルプス農鳥岳の眺めを見てみたい。

(岩﨑孜郎 記)

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